
2025.07.21
沼津市で経年劣化したベランダ床の防水層が復活!艶のある美しい仕上がりに 沼津市で実施した戸建てベランダの防水工事。今回の現場ブログでは完了までの様子をご紹介します! 施工前:沼津市のお客様宅ベランダ(※普段はジョイントタイルを敷いてあり剥がした後の写真です)これまでの作業様子はコ…

こんにちは。沼津市を拠点に住まいのリフォーム工事を手がけている街の屋根やさん沼津店です!
ここ最近は朝晩もだいぶ涼しくなり、秋の気配を感じるようになってきましたね。
季節の変わり目は、建物の傷みや劣化が目につきやすい時期でもあります。
今回のご依頼は、沼津市内にある築30年以上の鉄骨3階建ての建物にお住まいのオーナー様からでした。
「屋上を活用しているけれど、年数も経っているし、そろそろ防水の状態が心配で…」ということで、現地調査を行い、防水工事をご提案・施工させていただきました。
建物の屋上には、防水層を保護するための「保護モルタル」が施工されており、ひび割れ(クラック)を防ぐ目的で一定の間隔ごとに「目地切り(めじぎり)」がされていました。
これは、モルタルの乾燥収縮によって自然に発生しやすいひび割れを、あらかじめ決めたライン(目地)に集中させることで、他の部分にダメージを与えないようにするための処置です。
その目地部分には「目地棒」と呼ばれる素材を挟み込むのですが、この目地棒が経年劣化により傷んでいる状態でした。
また、目地を切っている分、モルタルの厚みが薄くなってしまうため、ひび割れや欠けが起きやすくなることもあります。
現場の保護モルタルをしっかりと確認したところ、表面には大きな割れや剥がれといった深刻な損傷はなく、下地として再利用できると判断しました。
そのため、既存のモルタルの上から新たな防水層を作る方法で施工を進めることに。
まずは、下地との密着性を高めるために「プライマー」という下塗り剤を塗布します。
プライマーは、防水材をしっかりと接着させるための“のり”のような役割を果たす重要な材料です。
素材に直接塗布することで、防水材が下地に染み込み過ぎるのを防ぎ、また、防水材と下地の密着力を高めてくれます。
特に写真にあるような目地の交差部分や、手すりと床の接合部分などは、防水層が剥がれやすい「弱点」になりやすい箇所。
そのため、これらの部分には念入りにプライマー処理を行い、防水材の定着をしっかり確保していきます。
防水工事の最後には、施工した防水層を紫外線や摩耗から守るためにトップコートを塗布します。
これは、まるで防水層に日焼け止めを塗るようなイメージで、外的要因からしっかりと保護してくれる重要な仕上げ工程です。
トップコートは、時間が経つにつれて少しずつ劣化していきますので、定期的なチェックとメンテナンスが必要です。
トップコートの摩耗が進んだまま放置すると、せっかくの防水層にダメージが及び、結果的に大がかりな補修が必要になることもあります。
築年数の経った建物は、目に見えない部分で少しずつ劣化が進んでいます。
今回のように大きなひび割れや雨漏りが起きる前に、適切な点検とメンテナンスを行うことで、建物を長く快適に使い続けることができます。
「うちの屋上もそろそろ点検しておこうかな…」
「目に見える傷みはないけれど、ちょっと不安」
そんな時は、ぜひお気軽にご相談ください。
沼津市を中心に、三島市・裾野市・長泉町・清水町など静岡東部エリアで、確かな技術と丁寧な対応でご対応いたします!
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