防水紙(ルーフィング)の重要性

【台風21号で被災された方の安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます】
  台風21号が西日本に甚大な被害を与え日本列島を通過しました。
関西地方を中心に各地で記録的な暴風による停電被害、事故、交通の乱れ、住まいの破壊など大きな混乱が生じ、現在でもその爪痕が残った状態となっております。台風による被害を受けた方、受けたかも知れない方は街の屋根やさんにご相談ください。点検はもちろん可能な限り応急処置にもその場で対応いたします。
現在大変多くのお客様よりお問合せを頂いており、順番に対応をさせていたただいております。
皆さまにはご理解を賜りますようお願い申し上げます。

雨漏りを防いで住まいを守る防水紙
あなたのお住まいは雨漏りしたことがありますか?
屋根瓦の下にある防水紙
 「数年前にちょっとだけ雨漏りしたけど、その後は何も問題がない」という方、そのケースはおそらくは防水紙が問題を抱えています。 
 屋根は表面の瓦やスレート(コロニアル・カラーベスト)、金属だけでなく、その下の防水紙でも雨漏りを防いでいるのです。

雨漏りの侵入について

 ほとんどの方は屋根の表面に葺かれた屋根材で雨のお住まいへの浸入を防いでいるとお考えでしょう。極端な降り方をしない雨に限っては概ね正解です。
強風の加わる暴雨は屋根の内部まで侵入する
 お客様の中には「話が大袈裟で嘘っぽい」と思っている方もいるでしょうが、これは真実なのです。 
 例えば、瓦屋根のお住まいで点検のために瓦を外すと必ずといってよいほど砂などの埃が溜まっています。砂などの埃が屋根材の下に侵入してきているということは雨水が浸入してきても不思議ではありません。砂の入る隙間があるなら、雨水が入る隙間もあるということです。
傷んだ防水紙
 前述の「数年前にちょっとだけ雨漏りしたけど、その後は何も問題がない」というケースは強風や風向きなどでたまたま防水紙が傷んでいた部分に雨水が浸入してきたのでしょう。 
 その後、雨漏りは発生してないということですが、風向きや雨量などに恵まれているだけかもしれません。数年前に雨漏りしたというなら、その時以上に防水紙の老朽化が進んでいてもおかしくはありません。
屋根工事なら街の屋根やさん

できるだけ高性能な防水紙を選びましょう

お勧めは改質アスファルトルーフィングで粘着式です!

アスファルトルーフィングの防水紙
アスファルトルーフィング
 フェルトにアスファルトを染み込ませたもので、価格はお安めです。新築などでは見えない部分でコストカットをするため、こちらの防水紙が使われることが多いようです。
改質アスファルトルーフィングの防水紙
改質アスファルトルーフィング(ゴムアスルーフィング)
 アスファルトの他に合成ゴムや合成樹脂を加えたもので、耐久性が高いのが特徴です。温度変化にも強く、伸びや曲げへの追従性、収縮性も高いのでお勧めです。

防水紙の固定方法は2つあります

タッカー留めの防水紙
タッカー留め 
 大型のステープラー(ホッチキス)に似たタッカーと呼ばれるもので、ステープル(コの字型をした針)で固定する。
粘着式の防水紙
粘着式
 改質アスファルトルーフィングの野地板と接する面に粘着力があり、そのまま接着し、固定する。ステープル(コの字型をした針)を使うタッカー留めとは違い、穴が開かないので防水性が高い。
 アスファルトルーフィングはタッカー止めのものしかありませんが、改質アスファルトルーフィングはタッカー留めのものと粘着式のものがあります。
防水紙の一覧
 耐久性が高い上に穴を開けずに固定できる改質アスファルトルーフィングが最も長寿命となります。 
 また、改質アスファルトルーフィングは屋根材や桟木をビス止めする場合でも有利です。収縮性があるのでビスに密着し、その隙間を極力小さくします。 

 穴を開けるのならタッカーで固定する防水紙でも問題なさそうですが、穴が多ければ多いほどお住まい内部の水の浸入口が増えるのですから、やはり粘着式の方がメリットは大きいのです。またルーフィングの劣化はこの開けられた穴から始まるという説もあります。やはり穴は少ない方が良いのです。
ガルバリウム鋼板の屋根材
 2016年から従来のものよりも寿命が長いガルバリウム鋼板の屋根材が登場しはじめました。 
 表面の屋根材の寿命が長いのなら、防水紙もそれに合わせて長寿命のものを使うべきでしょう。