屋根は瓦棒葺き（通称：桟葺き）で、片流れ屋根形式です。大きな問題は流れた雨が２階部分の内樋に流れ、左右に振り分けられ各竪樋に、という雨水の流水経路です。一般的には屋根に降った雨はいち早く外に向かって排水する事が基本なのですが、諸事情等で建物の内側に向かっての流水経路になっています…

今回は沼津市の2階建て住宅の屋根塗装と外壁塗装の現場調査に伺いました。まず最初に目にとまったのが、サイディング材の浮きです。この症状が多数見受けられます。特に浮きが起こる現象は、今回の様な12㎜厚のサイディング材が多いです。浮きの原因としては、色々ありますが一番あってはならないの…

沼津市で耐震工事に伴い、屋根瓦葺きからガルバリウム鋼板平葺き屋根に葺き替え工事を行いました。ガルバリウム鋼板の重さは瓦の重さと比べると１０分の１と言われています。 耐震工事をするうえで、まず基本は建物を守るのではなく、人々が逃げるための時間稼ぎという意味と捉えることです。そのうえ…

こんにちは。先日、現調に行かせて頂いた現場の塗装工事のお仕事を頂きました。現場周辺やご入居者に挨拶も済ませて、いざ足場からかけて水洗いをしていきたいと思います。 今回はさすがに建物が大きい為一日では足場の設置が出来ませんので、1日目は下半分2日目上半分と仕上げと言った感じで2日間…

こんにちは。雨の予報が無いのに雨が降るとがっかりしますね。さて、今日は三島のアパートの大家様からの依頼で築30年のアパートの外壁塗装の相談を受けたので行って来ました。 築30年ですと、アパートの場合あまり手が加わってない事が多いですが、今回は15年ほど前に一度塗り替えをされていた…

今回は、スチール製の波トタン屋根の上にガルバリウム鋼板製の波トタンを重ね葺きする工事です。屋根自体が非常に入り組んでいて、ところどころ雨漏りがするとのことで今回の工事に至りました。沼津市は、海に近い地域性から非常に錆びが発生しやすく、スチール製の物は比較的早く錆びついてしまい、そ…

今回は、山の中にある2階建てのお家の外壁塗装にかんする調査に伺いました。山の中にあるため、斜面に家が建っており、玄関入口側は道路に面していて多少の段差ですが、反対側は急斜面になっていて、基礎自体が非常に高くなっているので、3～4階くらいの高さがあると思います。比較的多い平地の2階…

こんにちは。だいぶ温かくなってきました。日差しが心地良いですね。さて、伊豆の国市で先日から、行わせて頂いております、サイディングの工事もそろそろ完成です。先日は笠木を取ってサイディングを貼るところまで終わりました。 古い笠木の邪魔な部分を切った後に水が差さないようにサイデイングと…

鉄骨３階建の共同住宅です。バルコニーの床部分の保護モルタル部分と、立上りの腰壁部分のモルタルにクラックが入っています。よくどこでも見掛ける状態だと思います。床部分も壁部分もクラックの入っているモルタル部分の裏側後ろ側に大切な防水層があります。 降った雨は当然クラックの隙間から浸水…

ケラバの板金部は、ケレンして錆止め剤を塗布してから、ウレタン塗料にて仕上げていきます。また、ケラバの板金部分に濃い緑色を使用し、破風板には薄めの緑色を使用したことにより、ラインがはっきりしてデザイン性が上がると思います。破風板は木材にて出来ていて、表面にひび割れが多数見られるので…

現場調査の続きですが、今回は屋根廻りが主です。屋根に上ってみると、すっかり屋根材を覆っているはずの塗膜は無くなり、屋根の素地が出てしまっているような状況です。これでは、屋根材のカラーベストがどんどん水を含んでしまい、屋根材を早く傷めてしまいます。その結果、屋根材に亀裂などが起こり…

今回は、熱海市の木造アパートの大家さんにご依頼いただき、屋根塗装と外壁塗装の現場調査に伺いました。以前、塗装されてからは大分年数も経っているとの事でした。たしかに、外壁に手を付けてみると、塗膜が劣化して粉状になるチョーキング現象が見受けられました。早速、他の外回りを点検していくと…

こんにちは！！先日伊豆の国市の現場で解体まで終わった現場の続きになります。今日は防水シートとサイディングと笠木の交換まで行きたいと思います。 まずは、透湿防水シートを貼っていきます。下地にタッカーを使って留めていきます。タッカーとは大きいホッチキスのようなものです。透湿防水シート…

瓦に比べたらカラーベストの重量は相当に軽いのですが、既存のカラーベストの上に新たに野地板を敷き、ルーフィング敷きやカラーベストやガルバリウム鋼板を葺けば、その重量はそこそこの重量になります。ご主人様の耐震対策の一環として屋根の重量を軽くする考えから離れて行ってしまいます。 そうし…

長泉町の瓦屋根の住宅で棟瓦が破損していました。破損と言っても、どうしてこのようになってしまったのかと言う原因を知ることは大事なことです。今回、棟瓦は銅線を使用し、棟の穴に通して止めている工法でしたので、その銅線を止めるときに当時、職人が銅線を叩いていたと想像できます。その力の加減…