三島市内、2階建の2階鬼瓦が、また巴瓦が落下してしまった
鬼瓦の先端に乗る巴瓦が何かしらが原因で落下してしまっています。
どの瓦もそれぞれの用途があり、この巴瓦が無いだけでもポッカリと大きく隙間が空いてしまいます。
巴瓦の取付設置は気持ち前傾ぎみで固定されます。
目の錯覚で水平にしてしまうと端は上がって見えてしまう為に傾斜をつけています。その微妙な傾斜勾配が、落ちてしまう要因の一つかも知れませんが、モルタル接着している接着力が低下してしまう事が一番の原因です。
周囲の瓦関係の問題ない事を確認し、巴瓦を設置固定して作業は終了となります。
鬼瓦の頭部分が前にお辞儀しています。
原因として考えられるのは、鬼瓦が載っている下端の平瓦
の取合い部分に問題が生じているのか、鬼瓦の背面部分と棟瓦関係の接着力に問題が有るのかが考えられます。
今回の原因は、棟瓦関係が少し長い為に鬼瓦を置いた状態の時、前に倒れてしまいました。
鬼瓦と棟瓦関係は接着しますが、万一接着力が無くなってしまった場合には、今回のような状態になってしまう訳です。
本来は鬼瓦を設置した時に鬼瓦の重心は後ろに倒れる事が望ましいように考えられています。
鬼瓦のような重量の重い物が上から落ちてきてはとんでもない事になってしまいます。
施工には細心の注意で臨まなくてはいけません。
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