昨年秋に発生した台風24号の影響で、屋根が一部めくれ上がってしまったり、雨樋(あまどい=雨水を地面へ流すための樋)が外れるといった被害のご相談をいただきました。
お客様としては「どうせ足場を掛けるなら、前から気になっていた外壁も直したい」とのことで、屋根・雨樋の修繕に加え、外壁のリフォーム工事も同時に行うことになりました。
まずは建物を守るうえで最優先となる屋根部分の修繕から着手し、安全な状態にしたのち、外壁の工事へと進んでいきました。
これまでのお住まいの外壁は、左官職人がコテで仕上げるモルタル外壁でしたが、今回はメンテナンス性や耐久性の高さから、サイディング(外壁材)への張り替えをご提案し、採用していただきました。
サイディング工事は、まず既存の外壁の上に透湿防水シート(建物内部の湿気は逃がしつつ、外の雨水は通さないシート)を全面に張るところから始まります。
その上に、通気胴縁(つうきどうぶち)と呼ばれる細い木材を横方向に取り付けます。
この通気胴縁のおかげで、サイディングと透湿防水シートの間には15~18mmほどの通気層(空気の通り道)が生まれます。
万が一、外壁のサイディングの継ぎ目や釘穴から雨が入り込んだとしても、この通気層を通って雨水が下部の「水切り」へ流れ、建物の内部に入る前に外へ排出される仕組みになっています。
実は、サイディングが普及し始めた頃は、この「通気胴縁」がまだ一般的ではなく、サイディングと防水紙が密着した状態で施工されていました。
そのため、入り込んだ雨水が排出されず、建物内部まで到達してしまい、雨漏りの原因になることが多くありました。
こうした過去の失敗を踏まえて改善が重ねられ、現在主流となっている「通気胴縁による通気工法」が確立されました。
建物を長持ちさせるための、とても大切な構造です。
台風という突然のトラブルは大変な出来事ですが、今回のお客様のように「足場を組むついで」に気になっていた部分を一緒にリフォームすると、コスト面でも効率面でもメリットがあります。
沼津市周辺で
台風や経年劣化による屋根・外壁の修繕
メンテナンス時期の相談
サイディングへの張り替え
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地域密着のリフォーム業者として、お住まいを安心して長く使えるようしっかりサポートさせていただきます。
私共では、地元沼津を中心に、三島、裾野、長泉、清水町、函南町、伊豆の国で安心安全大満足リフォーム&屋根外壁外回り&新築住宅を施工していきます。
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