2026.09.08
こんにちは!街の屋根やさん沼津店です。今回は、お家の屋根まわりや付帯部分で知っておきたい「陶器瓦のメリット・デメリット」「テレビアンテナの安全管理」「霧除け板金の錆トラブルと対策」について、分かりやすく解説いたします! 陶器瓦の魅力と注意点!メンテナンスフリーだけど「重さ」への対…
お施主様からご連絡をいただき、さっそく直ちに屋根の状況確認と原因調査を実施しました。 問題となっているのは、2階部分の平瓦で葺かれている屋根の面で、一部分が4〜5カ所ほどポッコリと窪んでいる状態でした。
調査前は、屋根の骨組みを支える「垂木(たるき:屋根の傾斜に沿って渡す下地材)」という木材が原因で下がっているのではないかと推測していましたが、実際に調べてみると原因は別のところにありました。
原因を突き詰めるため、瓦をめくって下地を詳しく確認していきました。
昔の屋根下地(野地板)の特長:
昔の野地板(のじいた:屋根材を支える一番下の下地板)は、厚さが約12ミリ、幅が10〜15センチほどの檜(ヒノキ)材を引き割った板が主流でした。
当時はベニヤ板や構造用合板(コンパネ)といった現代の建材は非常に高価だったため、ほとんど使用されていませんでした。
写真でもご覧いただける通り、野地板1枚あたりの幅が均一ではなく、板と板の間に広い隙間が多く見られます。人が上を歩いたりすると、大きくたわんでしまうような造りが当時の「当たり前」でした。
今回の屋根の窪みの原因は、まさにこの「昔ながらの野地板が、重い和瓦の重量を長年支え続けたことで、少しずつ耐えきれずにたわみ、沈み込んでしまったこと」にあったのです。
窪みの原因が野地板の経年劣化と強度不足にあると分かったところで、適切な改修工事を進めていきます。
既存の野地板をすべて大掛かりに剥がして撤去する必要はなく、その上から頑丈な「コンパネ合板(構造用合板)」をしっかりと上張り(重ね張り)していく工法を採用しました。これにより、屋根全体の平面度と強度が劇的に復活し、重い瓦をしっかりと均等に受け止められる強固な下地に生まれ変わります。
ちなみに、今回は野地板のたわみが原因でしたが、ケースによっては屋根を受け止める「垂木の高さや厚み(セイ)」が細すぎて、同じように窪んでしまう事例もあります。
今回のような築50年ほどの建物を見ていると、昔の建築の歴史をしみじみと感じさせられます。 もちろん、昔の施工方法や素材のすべてを否定することはできません。しかし、当時は現在のような厳格な建築基準法や第三者機関による検査システムが十分に確立されておらず、大工さんや職人さん一人ひとりの「良心やモラル」に施工が大きく委ねられていた時代の色が濃く残っているのも事実です。
だからこそ、時代が変わった今、プロの目でしっかりと現状を見極め、適切な補強を行っていくことが大切なのです。
「うちの屋根もなんだか一部が凹んでいる気がする」「築年数が経っていて、下地や瓦の状態が心配…」という方は、ぜひ一度私たち街の屋根やさん沼津店にお気軽にご相談ください。
プロの確かな目でお住まいの構造を正確に診断し、長年安心してお住まいいただける最適なメンテナンスプランをご提案いたします!
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