雨漏りは放っておくと、室内の天井や壁紙だけでなく、家の構造部分にもダメージを与えてしまいます。
特に玄関など目につきやすい場所では、早めの対処が見た目の印象を守るうえでも大切です。
雨漏りの原因を突き止めるため、私たちは屋根に上がり、実際に水をかけて再現テストを行います。
これは「散水調査」と呼ばれる方法で、原因箇所を特定するための非常に有効な手段です。
いきなり屋根全体に水をかけるのではなく、【下から順番に少しずつ】かけていくのがポイント。
なぜなら、一気に水をかけてしまうと、どこから漏れているのか判断できなくなってしまうからです。
怪しい箇所にピンポイントで水をかけ、そのまま約5分間ほどじっくり様子を見ます。
この時間設定にも理由があります。
風雨による自然な浸水は、すぐに症状が現れるケースも多く、まずは短時間で変化を見ることで、効率よく原因を探ることができます。
もちろん、自然の雨風は思っているよりも複雑で、風向きや雨量によって浸水経路も変わってきます。
ですから、調査では実際の雨の日を想定して、様々な角度や水量でチェックしていきます。
今回のケースでは、屋根と外壁が接している“取り合い部分”に注目しました。
この部分は、雨水が流れやすく、かつ隙間ができやすいため、雨漏りの発生ポイントになりやすい箇所です。
実際に水をかけながら調査を進めると、外壁の角付近から漏水が確認されました。
お客様のご指摘通り、玄関の真上付近が原因であることが判明しました。
調査の結果、屋根そのものよりも、外壁の角の接合部分に隙間ができており、そこから雨水が侵入していることがわかりました。
こうした部分は、紫外線や風雨にさらされて年月が経つと、コーキング(防水材)の劣化や外壁のひび割れが起こりやすくなります。
この機会に、補修や防水メンテナンスをおすすめしました。
雨漏りは放っておくと、室内の天井や壁紙だけでなく、家の構造部分にもダメージを与えてしまいます。
特に玄関など目につきやすい場所では、早めの対処が見た目の印象を守るうえでも大切です。
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