
2025.07.21
沼津市で経年劣化したベランダ床の防水層が復活!艶のある美しい仕上がりに 沼津市で実施した戸建てベランダの防水工事。今回の現場ブログでは完了までの様子をご紹介します! 施工前:沼津市のお客様宅ベランダ(※普段はジョイントタイルを敷いてあり剥がした後の写真です)これまでの作業様子はコ…

三島市内の分譲マンションにお住まいのお客様から、「最上階の天井に濡れているような跡がある」とのご相談をいただきました。
このマンションは鉄筋コンクリート造(RC造)の5階建てで、雨漏りが起きていたのは5階の住戸。ちょうど4階屋根がセットバック(階段状に後退している)した形になっており、その部分からの雨漏りが疑われました。
雨漏りの原因はすぐに分からないことも多いため、「散水調査」という方法で確認していきます。これは水をかけながら、どの箇所から雨漏りしてくるかを調べる方法です。
今回は漏水の可能性がある部位を5つのブロックに分けて、それぞれの場所に順番に水をかけていきました。1ブロックごとに約20分間、じっくりと調査します。
調査内容は以下の通りです:
第1ブロック: 4階屋根部分のみへの散水
第2ブロック: 4階屋根と5階の外壁が接している部分
第3ブロック: 5階の外壁全面
第4ブロック: 5階の窓周辺
第5ブロック: 5階の外壁と屋根が接する部分
このように、下から順番に、上へ向かって丁寧に調査を行います。
調査には2名体制で臨みます。外部で水をかける作業員と、室内で天井や壁を確認する調査員の連携プレーが重要です。
しかし、この日はどのブロックでも室内に雨漏りの症状は見られず、「原因不明」のままいったん調査は終了しました。
ところが翌朝、お客様から一本の電話が入りました。
「天井クロスが少し濡れている気がします…」
すぐに再調査を決定。前日と同じ順番で①~⑤のブロックに再び水をかけました。今回は念のため、1ブロックあたり45分間と、時間を倍以上に延ばして調査します。
そして、③ブロック(5階の外壁)の腰高あたりに40分間水をかけたところ、ついに調査員から「雨漏りの症状が出ました」との報告が!
原因箇所は外壁に絞られました。
雨漏りの発生箇所が絞られたとはいえ、目に見える大きな亀裂や隙間はありません。職人2人が目を凝らして見ても、パッと分かるような劣化は確認できませんでした。
そこで後日、5階外壁の「腰壁(こしかべ)※床から約1m前後の壁部分)」に対して、以下のような防水処理を行いました。
カチオン系下地処理剤を塗布
(カチオンとは、モルタルや防水材がしっかり密着するようにするための下地材です)
その上に、塗膜防水材を重ね塗り
仕上げ後、念には念を入れて1時間の散水試験を実施。結果は――
雨漏り、なし!
調査から施工まで根気のいる作業でしたが、無事に解決できて一安心です。
今回のように、雨漏りの原因は目に見えにくい場所や、症状がすぐには出ないことも少なくありません。ですが、時間をかけて丁寧に調査し、再現性のあるテストを重ねることで、必ず原因を特定することができます。
「雨漏りかも?」と思ったら、まずはお気軽に街の屋根やさん沼津店にご相談ください。
しっかりと原因を突き止め、最適な方法でしっかりと修理いたします!
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