2026.09.29
今回は三島市にある3階建てアパートのオーナー様からご依頼いただいた、外壁の補修および塗装工事の様子をご紹介いたします。 工事のきっかけは、アパート全体の外壁塗装を進める中で、予期せぬ不具合が発見されたことでした。建物を長く安全に維持するために、見逃してはいけない大切な下地補修のス…
こんにちは!街の屋根やさん沼津店です。
先日は強い風が吹き、建物への影響が心配になるお天気でしたね。特に築年数が経過した住宅では、外壁や屋根の劣化が思わぬトラブルにつながることがあります。
今回は、伊豆の国市にお住まいのお客様から「外壁が剥がれて落ちそうになっている」とのお問い合わせをいただき、現場調査に伺いました。
外壁材が落下すると大変危険なため、早急に状態を確認する必要があります。
現場に到着して外壁を確認すると、左官仕上げのモルタル壁が大きく浮き上がり、今にも剥がれ落ちそうな状態でした。
モルタル外壁とは、セメントと砂、水を混ぜた材料を塗り重ねて仕上げる外壁のことです。
今回のお住まいは築約30年の木造住宅で、外壁には重量のあるモルタルが使用されていました。
このまま放置すると、外壁の一部が落下して人や物に被害を与える恐れがあります。
そのため、できるだけ早い対応が必要と判断しました。
外壁の状態から考えられる原因の一つが、長年にわたる雨水の浸入です。
モルタル外壁は丈夫な仕上げ材ですが、内部に雨水が入り込むと、下地の木材が腐食してしまうことがあります。
下地が傷むとモルタルを十分に支えられなくなり、外壁の浮きや剥離につながります。
今回も、外壁上部にある「笠木(かさぎ)」から雨水が浸入していた可能性が考えられました。
笠木とは、壁や手すりなどの上部に取り付けられ、雨水の浸入を防ぐ役割を持つ部材です。
さらに詳しく調査するため、外壁上部の笠木を確認しました。
すると、金属製の笠木にはかなりのサビが発生しており、所々に小さな穴が開いていました。
この穴から雨水が入り込み、内部の木下地を傷めたことで、モルタル外壁が剥がれかけた可能性が高いと考えられます。
金属製の笠木は、経年劣化によってサビや腐食が進む場合があります。
特に小さな穴は地上からでは気付きにくく、知らないうちに雨水の浸入が進んでしまうこともあります。
外壁の剥がれは、表面だけでなく内部の雨漏りや下地の劣化が関係している場合があるため注意が必要です。
ここで、モルタル外壁について少しご紹介します。
従来の木造住宅では、木下地の上に防水紙を施工し、ラス網と呼ばれる金属製の網を固定してからモルタルを塗る工法が広く使われていました。
モルタル外壁は、継ぎ目の少ない美しい仕上がりが特徴で、以前は多くの住宅に採用されていました。
一方で、建物の動きや経年劣化によって「クラック」と呼ばれるひび割れが発生することがあります。
小さなひび割れでも、状態によっては雨水の浸入口となるため、定期的な点検や補修が大切です。
現在は施工性やメンテナンス性などからサイディング外壁も多く採用されていますが、モルタル外壁も適切なお手入れを行うことで長く維持することができます。
今回の調査では、笠木の腐食とモルタル外壁の大きな剥離が確認されました。
今後は安全に作業を進めるため足場を設置し、落下の危険がある外壁を撤去する予定です。
外壁の内部は、実際に撤去してみなければ分からない部分もあるため、下地の状態を確認しながら適切な補修方法を検討していきます。
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