三島市内で新築、みるみる屋根の小屋組が出来上がっていく様を見て
専用住宅で２階の小屋組み作業が終了し、タル木を固定したところです。タル木の断面寸法は屋根材を何で葺くのか、重量が重い瓦系とガルバリウム鋼板やカラーベストなどでは必然的に断面寸法が変わってきますし、建設会社・工務店などによって捉え方や考え方が異なる為に変わってきます。
建築基準法施工例では特に規定はありません。
タル木の桁行き方向の部分には、強風時対策としてハリケーンタイ又はラフターバンドなどの金物を取付け、屋根が浮き上がらないように補強金物を取付けています。
タル木の取付が終了すると、軒先の出寸法を決定し余分な部分を切り落とします。
次に破風板（屋根が厚く見える部分）広小舞・鼻隠しなどの聞きなれない部材を取付けます。
針葉樹系の合板、ラーチ合板を屋根全体に敷設固定します。
ここまで作業が進むと、ようやく建物が屋根らしい姿になってきます。
こちらの屋根材は、現在新築着工の中で一番に多いガルバリウム鋼板葺きです。
野地板の固定は一通り終了し、最後に再度釘やビスが打ち忘れていないか墨の線に沿って確認をしていきます。
確認・点検をした後、ルーフィング防水シートを敷き詰めて固定します。
以上の作業が終了し、これで雨が降っても雨が染み込む事はありません。
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