2026.03.09
今回の屋根では、切妻屋根(きりづまやね)と呼ばれる形状の屋根で、屋根のこちら側と棟(屋根の頂部)を挟んだ向こう側とで、経年劣化の状態が大きく異なるという少し不思議な状態が見られました。 屋根は方角や日当たり、風雨の当たり方などによって、同じ屋根でも劣化の進み方が変わることがありま…

こんにちは。
季節の変わり目は、雨や台風の影響もあり「家の屋根は大丈夫かな?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
今回ご相談いただいたのは、三島市加茂にお住まいのお客様。
ご実家を親御さんから引き継がれた息子さんからのお問い合わせがきっかけでした。
「屋根は25年以上、一度も塗り替えをした記憶がないんです。今のところ雨漏りはしていないと思うのですが、もしかすると少し漏れているかもしれない…と最近気になり始めて。」
大きなトラブルが起きる前に点検をしたい、というとても良いタイミングでのご相談でした。





まずは屋根の状態を確認しました。
今回のお宅の屋根形状は寄棟(よせむね)屋根です。
寄棟とは、四方向に傾斜した屋根面を持つ形状で、風の影響を受けにくく比較的安定した構造の屋根です。
また、屋根の谷部分(屋根面同士が合わさる雨水の通り道)が無く、複雑な形状ではなかったこともあり、雨漏りのリスクが比較的抑えられていたと考えられます。
屋根材はカラーベスト(スレート屋根)。
セメント系の薄い屋根材で、日本の住宅で広く使用されています。
屋根の勾配は4寸勾配で、これは屋根の高さが横幅10に対して4上がる角度を指します。
この勾配は雨水やホコリ・ゴミが流れやすく、屋根にとっては比較的良好な条件です。
今回特に注意して確認したのがトップライト(天窓)周辺です。
トップライトは室内に自然光を取り込める便利な設備ですが、
屋根に開口部を設けるため雨仕舞(あまじまい)という防水処理が非常に重要になります。
※雨仕舞とは
雨水が建物内部へ侵入しないようにするための施工方法のことです。
今回の住宅では、
・トップライト本体の防水処理の詳細が不明
・周囲のシーリング(防水用のゴム状材料)・パッキンなどの防水部材
これらが25年以上経過しているため、劣化していないとは考えにくい状態でした。そのため、屋根塗装だけではなく、トップライト周辺の防水処理の改善も重要な工事ポイントとなりました。
カラーベスト屋根の塗り替え塗装工事を行い、屋根材の防水性と耐久性を回復させました。
塗装作業完了後には、板金工事も行っています。
屋根の一番高い部分には棟(むね)という部位があります。
ここは屋根の面同士が合わさる重要な部分で、板金によって覆われています。
今回は
・本棟(ほんむね)
・登り棟(のぼりむね)という部分の施工を実施しました。
これらの板金の下には大貫(おおぬき)という木材を使った下地が入っています。
この木下地を整えたうえで、ガルバリウム鋼板製の棟板金を取り付けていきます。
ガルバリウム鋼板は、
・サビに強い
・耐久性が高い・軽量
という特徴を持つ、現在の屋根工事で広く使われている材料です。
トップライト周囲については、
・劣化していたシーリング材の既存撤去
・新しい高耐久シーリングの施工・板金による谷状の排水処理
を行い、雨水がしっかり流れる構造へ改善しました。防水性能をしっかり確保することで、トップライト周辺の雨漏りリスクを大きく減らすことができます。
屋根の塗装工事、板金工事、そしてトップライトの雨仕舞対策まで、すべての作業が無事完了しました。
今回の施工により屋根の防水性能は大きく改善され、
突発的な自然災害などが無い限り、今後10年程度は雨漏りの心配なく安心してお住まいいただける状態になったと考えています。
屋根は普段なかなか目にすることがない場所ですが、
10年〜15年を目安に点検やメンテナンスを行うことが大切です。
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