2026.02.25
こんにちは。台風シーズンが過ぎると、「うちは大丈夫かな?」と屋根を見上げる方も多いのではないでしょうか。 今回ご相談いただいたのは、沼津市千本にある醤油蔵の倉庫です。台風の強い風を受けて、屋根の一番高い部分であ大棟(おおむね)瓦がずれてしまい、一部は飛ばされてしまったとのことでし…

こんにちは。いつも施工事例をご覧いただきありがとうございます。
台風の多い時期になると、「屋根から音がした」「瓦がずれている気がする」といったご相談が増えてきます。
今回ご依頼いただいたのは、沼津市千本にある醤油蔵の倉庫。
台風の強風により、大棟(屋根の一番高い部分)がずれてしまい、一部の瓦が飛ばされてしまったことがきっかけでご相談をいただきました。





建物は一級河川の岸近く、根方(ねがた)エリアに建っています。川沿いで周囲に遮る建物が少ないため、強風の影響を直接受けやすい環境です。
さらに建物自体が歴史のある古い倉庫のため、経年による老朽化も進んでいました。
そのような状況の中で台風が直撃し、
・大棟の瓦が一部飛散
・棟瓦のズレ
・モルタルの劣化・剥離
といった症状が見られました。
棟瓦は、下地の上に「のし瓦」を積み、その上に棟瓦を被せて固定する構造になっています。
固定の役目を果たすのがモルタル(セメントと砂を混ぜた接着材)と、内部から立ち上げた銅線の針金です。
しかし今回は、
・経年劣化によりモルタルの接着力が低下
・下地の平瓦の動きによるズレの蓄積
・本来あるべき銅線の緊結が確認できない箇所があった
屋根は一見しっかりしているように見えても、内部の固定力が弱まると、強風時に一気に被害が出ることがあります。
内部には、長年の風雨で風化し、本来の役割を果たせなくなった葺き土が残っていましたので、すべて撤去しました。
その後、屋根面をしっかり清掃し、下地の状態を確認します。
最上段の平瓦を納め直し、座り(瓦の安定状態)を調整。
割れている平瓦は新しいものへ交換しました。
続いて、棟瓦をしっかり固定するための銅線針金を所定の位置に固定します。
この銅線が、後に棟瓦と緊結されることで、強風に耐えられる構造になります。
その上から棟瓦を被せ、下から立ち上げた銅線を棟瓦に通して先端をコブ状に加工し、しっかりと固定。
この作業を棟の長さ分、丁寧に繰り返します。
仕上がった棟瓦は、曲がりのない一直線の美しい納まりに。
見た目の美しさはもちろん、内部でしっかりと緊結されているため、強風にも耐えられる構造へと生まれ変わりました。
全面的に平瓦の座りを直し、棟瓦も真っ直ぐ整いました。
これで、今後強い風を受けても安心できる状態です。
歴史ある建物を守るためには、早めの点検と適切な修繕が大切です。
特に棟部分は屋根の中でも風の影響を最も受けやすい箇所。ズレやひび割れを見つけたら、早めの対処をおすすめします。
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