2026.06.04
長年の紫外線や雨風の影響により、既存のカラーベスト屋根に劣化が見られたため、今回は屋根の「カバー工法」でリフォームを行いました。 新しく施工する屋根材は、超軽量で耐久性に優れた屋根材「セネター」です。軽量でありながら強度も高く、台風や地震などの自然災害にも強いことから、近年とても…
こんにちは。街の屋根やさん沼津店です。
近年は台風だけでなく、突発的な強風による屋根被害のお問い合わせが増えてきています。特に瓦屋根は経年劣化や固定力の低下によって、強風時に瓦が飛散してしまうケースも少なくありません。
今回は沼津市にお住まいのお客様より「夜中の強風で瓦が落ちてきた」とのご連絡をいただき、緊急で現場に向かいました。
場に到着してまず目に入ったのは、庭に落下した茶色の瓦でした。
落下した瓦は割れていました。幸いにも強風が吹いたのは夜中だったため、人に当たるなどの事故は発生しておらず、お客様も安心されていました。
しかし、もし日中に瓦が落下していた場合、人や車、近隣住宅に被害を与えてしまう可能性もあります。屋根材の飛散は大きな二次被害につながる恐れがあるため、早急な対応が必要です。
二連梯子を設置し、実際に屋根へ上がって状況を確認しました。
数枚の平瓦(ひらがわら)が飛散し、瓦の下に施工されている防水紙が露出している状態になっていました。
防水紙は、屋根材の下に敷かれている雨水の侵入を防ぐための重要な防水層です。しかし、防水紙が長期間紫外線や風雨にさらされると劣化が進み、雨漏りの原因となる可能性があります。
そのため、瓦が飛散した場合はできるだけ早く補修を行うことが大切です。
今回飛散していたのは軒先付近の瓦でした。
軒先とは屋根の先端部分を指し、風の影響を受けやすい箇所です。この状況から、瓦を固定していた釘や緊結材の劣化、あるいは固定力不足が原因で瓦が飛ばされた可能性があります。
また、現場周辺は建物が少なく、普段から風当たりが強い立地環境でもありました。そのため、長年にわたり強風の影響を受け続けたことで、固定部材が耐え切れなくなったことも考えられます。
屋根は立地条件によって受ける負荷が異なるため、定期的な点検が重要になります。
次に谷部分の状況を確認しました。
谷とは、屋根と屋根が交わる雨水の通り道となる部分です。雨水が集中するため、屋根の中でも特に重要な箇所の一つです。
谷板金自体には変形や破損などの異常は見られませんでしたが、飛散した瓦が谷付近まで飛んできた影響で、別の平瓦2枚が割れていることを確認しました。
このように、瓦の飛散は単純に一枚が外れるだけでなく、周囲の屋根材を破損させる二次被害を引き起こすケースもあります。
棟部分もあわせて点検を行いました。
棟とは屋根の頂上部分を指し、その上に設置されている瓦を冠瓦(かんむりがわら)と呼びます。
今回の屋根では、過去のメンテナンス時に冠瓦がコーキング材で補強固定されていたようで、強風の影響を受けながらも飛散や脱落は見られませんでした。
適切な補強工事が行われていたことで、大きな被害を防ぐことができたのだと思います。
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