
2023.06.10
三島市3階建てマンションのオーナー様よりメンテナンスのご相談がありました。マンションは屋根・外壁ともに防水性が低下し、塗膜の寿命を迎えているようです。 屋根の劣化が、かなり進行していたので、カバー工法をご提案しましたが、下地がコンクリートのためカバー工法では対応できませんでした。…

先日、三島市にある分譲マンションの外壁タイルの補修工事を行いました。以前の現地調査の際に、すでにタイルが剥がれてしまっている箇所がいくつかあり、さらに、見た目にはわかりづらいものの、軽く触ると今にも剥がれそうなタイルも確認されました。
まず最初に、今後剥がれそうなタイルをひとつひとつ丁寧にチェックしながら、すべて取り外していきます。タイルの補修工事というと、タイルを新しく貼る作業ばかりが注目されがちですが、実はもっとも大切なのは「下地処理(したじしょり)」です。
下地処理とは、タイルを貼り付ける前の壁面を整える作業のことで、ここが不十分だと、せっかく貼ったタイルがすぐに剥がれたり浮いてきたりしてしまいます。今回のケースでも、以前貼られていたタイルの下地処理が不十分だったことが、剥がれの原因と思われました。
まず、タイルを貼る前に「シーラー」という下地強化材をしっかり塗布します。これは下地の吸水性を整え、接着剤の密着力を高める役割があります。その後、専用の接着剤(ボンド)を使って新しいタイルを1枚ずつ丁寧に貼っていきます。
タイルを貼ったあとは、接着剤がしっかり固まるまで、30分〜1時間ほど手を触れずにしっかりと養生(ようじょう)します。※「養生」とは、仕上がりを守るための保護作業のことです。
すべてのタイルを貼り終えたら、仕上げとして目地材をしっかりと詰めていきます。目地は、見た目の美しさだけでなく、水の侵入を防ぐ重要な役割を持っています。目地を入れることで、全体が引き締まり、きれいな仕上がりになりました。
なお、今回は元々使われていたタイルとまったく同じ製品はすでに生産終了となっていたため、可能な限り近い色味・質感のタイルを使用させていただきました。見た目にも自然に馴染み、お客様にもご満足いただけました。
タイルの剥がれや外壁の劣化は、放置すると雨水の侵入や建物自体の劣化につながる可能性があります。
気になる症状がある方は、ぜひお早めにご相談ください。
当社では現地調査・お見積りは無料で行っております。
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