屋根材の種類と選び方をご紹介!特徴やメリット・デメリットを解説
新築やリフォームで家を建てる際、屋根材選びは重要な決断の一つです。
家の顔ともいえる屋根は、住む人のライフスタイルや家の構造に合った最適な屋根材で選びたいですよね。
この記事では、住宅の屋根材としてよく使われる8種類の屋根材の特徴やメリット・デメリットを分かりやすく解説し、屋根材選びの際に役立つ情報提供をします。
1:化粧スレート
化粧スレートとは、セメントなどに繊維素材を混合して薄い板状に加工した屋根材のことです。
「カラーベスト」や「コロニアル」といった商品名で呼ばれることもあります。
厚さは5mm程度と薄く、非常に軽いことが特徴です。
2:天然スレート
天然スレートは、天然の岩石を薄く割って加工した屋根材です。
天然素材ならではの質感や高級感が楽しめる一方、重量が重く、施工が難しいという特徴があります。
3:ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板は、鉄にアルミニウムと亜鉛を合金化したガルバリウム鋼を薄い板状に加工した屋根材です。
金属製でありながら錆びにくく、シンプルで洗練されたデザインが特徴です。
4:石粒付ガルバリウム鋼板
石粒付ガルバリウム鋼板は、ガルバリウム鋼板の表面に天然石を貼り付けた屋根材です。
耐久性が高く、メンテナンスフリーですが、定期的な点検は必要です。
5:トタン
トタンは、薄い鉄板に亜鉛メッキを施した屋根材です。
非常に軽量で継ぎ目が少なく、傾斜の緩い屋根でも雨漏りしにくいという特徴があります。
6:アスファルトシングル
アスファルトシングルは、アスファルトを基材とし、ガラス繊維などを混ぜてシート状に加工した屋根材です。
防水性が高く柔軟性があるため割れにくく、施工がしやすいという特徴があります。
7:日本瓦(和瓦・粘土瓦)
日本瓦は、粘土を焼いて作った瓦で、古くから日本の伝統的な屋根材として使用されてきました。
耐久性が高く、塗装の必要がないため、長い間美しい外観を保つことができます。
8:セメント瓦・コンクリート瓦
セメント瓦・コンクリート瓦は、セメントやコンクリートを原料とした瓦です。
1970~1980年代に主流となった屋根材の一つですが、現在はほとんど生産されていません。
1:価格
屋根材の価格帯は、種類によって大きく異なります。
価格重視で選ぶのであれば、初期費用を抑えたいという方には「トタン」「アスファルトシングル」がおすすめです。
メンテナンスコストまで含めた価格重視で考えるなら「スレート」「ガルバリウム鋼板」がおすすめです。
2:耐用年数
屋根材の耐用年数は、素材や施工方法によって異なります。
耐用年数が長いのは銅板や瓦なので、とにかく寿命が長い屋根にしたいという方には向いています。
しかしながら、その家にあと何年住む予定か。ということも考えながら屋根材を決めると無駄な費用を抑えられます。
例えばあと10年しか住む予定がないのに、耐用年数が50年もある瓦にリフォームしても工事にかける費用がもったいないでしょう。
逆にこの先50年以上住む家に耐用年数が短い屋根材では、メンテナンスや葺き替えに必要な費用がかかってしまいます。
3:メンテナンス
メンテナンスが必要な頻度は、そのまま屋根材の劣化しやすさを示しています。
メンテナンスまでの期間が短ければ短いほどその屋根材は劣化しやすく、スレートやトタンなどは他の屋根材と比べるとメンテナンス頻度が低くなっています。
メンテナンスのしやすさや費用も考慮して、屋根材を選びましょう。
4:耐火性
屋根材の耐火性は、火災発生時の延焼防止に重要な要素です。
瓦や金属製の屋根材は、燃えにくい素材でできており、耐火性に優れています。
5:耐久性・耐震性
屋根材の耐久性・耐震性は、風雨や地震などの自然災害に対する強さを示しています。
瓦や金属製の屋根材は、耐久性・耐震性に優れています。
6:デザイン性
屋根材のデザインは、家の外観に大きな影響を与えます。
和風住宅には瓦、洋風住宅にはガルバリウム鋼板など、家のデザインに合わせて屋根材を選びましょう。
この記事では、住宅の屋根材としてよく使われる8種類の屋根材の特徴やメリット・デメリット、選び方のポイントを解説しました。
屋根材選びは、価格、耐用年数、メンテナンス、耐火性、耐久性・耐震性、デザイン性など、様々な要素を考慮する必要があります。
この記事を参考に、ご自宅に最適な屋根材を見つけてください。
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