「屋根リフォームを検討しているけど、カバー工法ってどうなんだろう」「費用や注意点も気になるし、本当に自分に合っているのかわからない」
そんな悩みをお持ちの方へ、この記事ではカバー工法のメリット・デメリットを解説していきます。
費用や注意点なども解説しているので、ぜひ最後まで読んで、屋根リフォームの選択肢を検討する際に役立ててください。

□カバー工法とは？

カバー工法とは、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねて葺く工法のことです。
既存の屋根を撤去せずに済むため、費用を抑えられ、工期も短縮できる点がメリットです。

しかし、屋根内部の点検ができなくなる、修理やリフォームが高額になるなどのデメリットも。

□カバー工法のメリットとデメリット

カバー工法は、既存の屋根をそのまま活用できるため、費用を抑えられ、工期も短縮できるメリットがあります。

しかし、屋根内部の点検ができなくなる、修理やリフォームが高額になる、耐震性が下がる、使用可能な屋根材が限られているなどのデメリットも存在します。

＊カバー工法のメリット

カバー工法には、以下のようなメリットがあります。

・費用を抑えられる
カバー工法は、既存の屋根を撤去する必要がないため、解体費用や廃材処理費用が不要になります。
そのため、屋根葺き替えに比べて費用を抑えられます。

・工期が短い
カバー工法は、既存の屋根を撤去する工程がないため、工期が短縮されます。
屋根リフォーム中は、騒音や生活への影響が大きいため、工期が短縮されることは大きなメリットです。

・環境負荷が低い
カバー工法は、既存の屋根を再利用するため、廃材の発生量が少なく、環境負荷を低減できます。

＊カバー工法のデメリット

カバー工法には、以下のようなデメリットがあります。

・屋根内部の点検ができない
カバー工法は、新しい屋根材を既存の屋根の上に重ねるため、屋根内部の点検が困難になります。
そのため、雨漏りの原因となる部分や劣化している部分を見つけられず、適切な修理や補修ができない可能性があります。

・修理やリフォームが高額になる
カバー工法で葺き替えられた屋根は、既存の屋根と新しい屋根の2層構造になっているため、修理やリフォームを行う際に、既存の屋根材を剥がす必要があり、費用が高額になる可能性があります。

・耐震性が下がる
カバー工法は、屋根の重量が増加するため、耐震性が低下する可能性があります。
特に、古い住宅や耐震性が低い住宅の場合、カバー工法を行うことで耐震性がさらに低下する可能性があり、注意が必要です。

・使用可能な屋根材が限られている
カバー工法では、屋根の重量増加を抑えるため、軽量な屋根材を使用する必要があります。
そのため、使用できる屋根材の種類が限られてしまう場合があります。

□まとめ

この記事では、カバー工法のメリット・デメリットについて解説しました。
カバー工法は、費用を抑えられ、工期が短縮できるというメリットがある一方で、屋根内部の点検ができなくなる、修理やリフォームが高額になる、耐震性が下がる、使用可能な屋根材が限られるなどのデメリットも。
これらのメリット・デメリットを比較検討し、ご自身の状況に合わせて最適な屋根リフォーム方法を選択することが大切です。