裾野市に建つ、何と一世紀近くも前の 「 土蔵 」です
昔ながらの 「 蔵 」です。漆喰壁になまこ壁、じつに貴重で希少な存在です。
何とか何とか大切に保存したいですね。
いくら昔の建物は強いといってはいっても長い時の流れには勝てません。
今回、屋根からの雨漏りが原因で、建物自体が大分傷んでしまっています。
上の写真は雨漏りが原因で、その一番傷んでいる和瓦を捲った状態の時のものです。
防水変わりに使用していたのは何と檜皮葺?なのでしょうか、言葉では知っているのですが実際に見たのは初めてです。感動というか感激というか、とにかく 「 おーっ!」
です。昔のモノって状態を保つために何かをしてあげれば持つんですね。
この檜皮葺は防水の役目をしたり、遮音材の役目、断熱材も行う一人三役の超スグレモノです。
お雨漏りがし、腐ってしまってその部分の軒先が耐えきれずに落ちてしまっています。
また、雨が軒裏を伝って横に広がっていました。
腐ってしまった軒裏や塗り物の破風部分の木下地を工事している写真です。
軒裏の仕様も現在の工法とは異なり、しっかりとした木下地で施工しています。
軒裏も破風部分も左官仕上げの塗り壁仕上げとなります。
築80年以上経っているらしく、念のために野地板関係や名残惜しい檜皮葺は撤去し、特に耐用年数の長い防水材を使用する事にしました。
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