軒天に使われている素材にはどんなものがある?それぞれの特徴もご紹介!
住まいの外観を決める重要な要素の一つに、軒天があります。
軒天は家の外壁の最下部にあたり、雨樋に近い位置で屋根の裏側を覆っている部分です。
この部分の素材選びとメンテナンスは、家の耐久性に大きく影響し、美観を保つためにも重要な役割を果たします。
しかし、多くの人は軒天の存在を意識しておらず、適切なメンテナンスが行われていないことが多いのが現状です。
この記事では、軒天に使用されるさまざまな素材の特徴と、そのメンテナンス方法についてご紹介します。
軒天材にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる特性を持っています。
主な素材としては、ベニヤ板、有孔ベニヤ板、プリント合板、ケイカル板、スラグ石膏板、フレキシブルボード、金属板が挙げられます。
これらの素材は、耐久性や耐水性、コストパフォーマンスなど、さまざまな観点から選ばれます。
ベニヤ板は安価で手に入りやすい素材ですが、耐水性や耐火性が低く、定期的な塗装メンテナンスが必要です。
プリント合板は、ベニヤ板にプリントシートを貼り合わせたもので、防水対策が施されていることが多いですが、経年劣化でプリントシートが剥がれることがあります。
ケイカル板は不燃性で耐水性に優れ、現在の軒天に最も多く使用されるスタンダードな素材です。
金属板は耐火性、耐水性、耐久性に優れていますが、コストが高く、施工が難しいため一般住宅には少なく、デザイン住宅や公共施設に多く使用されています。
軒天のメンテナンスは、住宅の美観を維持し、耐久性を高めるために非常に重要です。
特に塗装によるメンテナンスは、軒天材を天候や紫外線から守り、長期間にわたって家の外観を保つために欠かせません。
ここでは、軒天の塗装に必要な工程と、それぞれの工程でのポイントについてご紹介します。
この工程では、軒天材の表面を清掃し、既存の塗膜が剥がれている部分やダメージを受けている部分を修正します。
下塗りは、塗料の密着を良くし、上塗り塗料の均一な仕上がりを促すための工程です。
プライマーを使用して行われ、軒天材の種類に応じて適切なプライマーを選ぶことが大切です。
中塗りは、下塗りと上塗りの間に行われる塗装工程です。
この工程では、塗装の耐久性と防水性を高めるために、厚みを持たせて塗料を塗布します。
耐候性や光沢のある仕上がりを実現するために、上塗りは特に重要な工程です。
軒天の素材選びとメンテナンスは、住宅の耐久性と美観を保つために非常に重要です。
素材によってはメンテナンスの頻度や方法が異なるため、自宅の軒天材に合った適切なメンテナンスを行うことが大切です。
耐久性とコストパフォーマンスを重視する方々にとって、この記事が軒天の選択とメンテナンスの参考になれば幸いです。
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