瓦屋根の構造や実際にあった構造的な問題の事例をご紹介します!
家を所有しているものの、屋根の構造やメンテナンスについて詳しく知らない方は多いのではないでしょうか。
瓦屋根の構造やその構造に起因する問題について、具体的な事例を交えて解説します。
知識があればあるほど、安心して暮らせる家の実現に近づけます。
ぜひ、この記事も最後までご覧ください。
・平部(ひらぶ)
瓦屋根の平部は、屋根の平面部に葺(ふ)かれている箇所です。
ここに使用される瓦は、平瓦(ひらがわら)、地瓦(じがわら)、桟瓦(さんがわら)などと呼ばれ、それぞれ特有の特性と役割があります。
平部がしっかりと葺かれていることで、屋根全体の強度が保たれるのです。
また、この部分が劣化すると雨漏りの原因となるため、定期的な点検が必要です。
・大棟(おおむね)
大棟は、屋根の一番上で水平に葺かれている箇所です。
この部分は、屋根面と屋根面が合わさっている最も高い部分であり、その形状によっては棟板金(むねばんきん)と呼ばれる板金がかぶされることもあります。
大棟がしっかりと葺かれていることで、屋根全体の強度が一層高まるのです。
大棟は風や雨に直接さらされるため、耐久性が求められます。
・隅棟(すみむね)と降り棟(くだりむね)
隅棟は、大棟から斜め方向(軒先方向)に下っている棟を指します。
降り棟は、大棟から下方向に真っ直ぐ下っている棟のことを言います。
隅棟も降り棟も、屋根の強度を保つ重要な部位であり、特に隅棟は風圧による影響を受けやすいため、しっかりとした施工が必要です。
また、これらの棟部分が劣化すると雨漏りのリスクが高まるため、定期的なメンテナンスが不可欠です。
瓦屋根の下にある野地板が水分で腐食した場合、屋根を歩くと沈み込む現象が起きます。
沈み込む状態が続くと、最悪の場合屋根が崩れる可能性もあります。
当社のような専門業者による早めの調査と修繕が必要です。
垂木が歪むと、屋根の平部が波打つ形状になります。
平部が波打つ状態は、瓦がズレやすくなるため、雨漏りのリスクが高まります。
垂木の交換や補修が必要となる場合もありますので、早めに相談してくださいね。
瓦屋根は美しいだけでなく、その構造には多くの工夫と役割があります。
瓦屋根の美しさと機能性を保つためには、平部や大棟、隅棟、降り棟など、各部位のメンテナンスが欠かせません。
野地板の腐食や平部の波打ちなど、構造的な問題が発生した場合には、当社のような専門業者への調査と早めの対処が必要です。
瓦屋根の魅力を最大限に活かし、長持ちさせるためにも、定期的な点検とメンテナンスを心がけましょう。
当社も、瓦屋根のメンテナンスや修繕に関するご相談を承っておりますので、何かお困りの点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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