屋根カバー工法のメリットとデメリットを解説!
屋根の修理やリフォームを検討している方の中には、費用や工期が気になる方もいるのではないでしょうか。
そんな方にピッタリなのが、カバー工法です。
費用を抑えたい、工期を短縮したいという方にとって魅力的な選択肢ですが、注意すべき点もいくつかあります。
今回は、屋根カバー工法のメリットとデメリットを解説します。
屋根カバー工法には、さまざまなメリットがあります。
ここでは、撤去・処分費用削減、工事期間の短縮、機能性の向上、アスベスト対策の4つのメリットについて解説していきます。
1: 撤去・処分費用を抑えられる
屋根カバー工法最大のメリットは、既存の屋根を撤去する必要がないため、撤去費用や処分費用を大幅に削減できることです。
従来の葺き替え工事では、既存の屋根材を剥がす作業が必要で、その費用が全体予算の大きな部分を占めていました。
しかし、カバー工法では既存の屋根材を生かすため、その費用をカットできます。
2: 工事期間が短い
葺き替え工事では、既存屋根の撤去に数日かかるため、全体的な工期が長くなってしまいます。
一方、カバー工法では撤去作業がないため、工期を大幅に短縮できます。
短い工期で工事が完了すれば、日常生活への影響も最小限に抑えられます。
3: 機能性の向上
カバー工法は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねるため、断熱性や防音性を向上させる効果も期待できます。
特に、断熱一体型の屋根材を使用することで、さらに効果が期待できます。
4: アスベスト対策も万全
古い住宅のスレート屋根には、アスベストが含まれている場合があります。
アスベストは、人体に有害な物質として知られており、撤去や処分には特別な費用と手間がかかります。
カバー工法では、既存の屋根材をそのままにして新しい屋根材を重ねるため、アスベストを含む屋根材を撤去する必要がありません。
そのため、アスベスト対策としても有効な手段となります。
屋根カバー工法は、費用や工期を抑えられるなど多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。
ここでは、建物への負荷増加、施工できない場合、屋根下地の確認が難しいという3つのデメリットについて解説していきます。
1: 建物への負荷が増加
カバー工法では、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねるため、建物にかかる荷重が増加します。
そのため、建物全体の耐震性が低下する可能性があります。
特に、古い建物や耐震性が低い建物では、カバー工法を採用する前に、建物の構造や耐震性をしっかりと確認することが重要です。
2: 状況によっては施工できない
カバー工法は、既存の屋根材の状態や建物の構造によっては、施工できない場合があります。
たとえば、雨漏りによる屋根下地の腐食がひどい場合は、カバー工法ではなく、葺き替えや葺き直しを行う必要があります。
カバー工法を採用する前に、専門業者に屋根の状態をしっかりと診断してもらうことが大切です。
3: 屋根下地の確認が難しい
カバー工法では、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねるため、屋根下地の状態を確認できません。
そのため、屋根下地の腐食や劣化に気づかず、後になってトラブルが発生する可能性もあります。
カバー工法を採用する場合は、施工前にしっかりと屋根下地の状態を調査し、必要であれば補修を行うことが重要です。
屋根カバー工法は、費用や工期を抑えたい方にとって魅力的な選択肢ですが、建物への負荷増加や施工できない場合など、デメリットも存在します。
屋根カバー工法を採用する際には、メリットとデメリットをしっかりと理解し、自分の屋根の状態や建物の構造に適した方法かどうかを専門家に相談することが大切です。
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