2026.05.21
沼津市で、強風の影響で傷んだ屋根の葺き直し工事をご提案させていただいた事例です。きっかけは強風の後に「屋根の一部が破損してしまった」と気づかれたことでした。まずは現地調査で被害の範囲を確認し、状況に合う復旧方法として葺き直しを検討する流れになりました。 屋根は一見きれいに見えても…
こんにちは、街の屋根やさん沼津店です。
最近では和風建築のお住まいも少なくなってきましたが、昔ながらの屋根を見ると、日本建築ならではの美しさを感じますね。
今回は、沼津市我入道にお住まいのお客様より「軒裏に雨染みができている」とご相談をいただきました。現地調査を行ったところ、珍しい「やっこ葺き(やっこぶき)」屋根の銅板部分に穴あきが発生しており、そこから雨水が浸入して軒裏の木材まで腐食している状態でした。
今回は、傷んだ銅板部分の補修と部分葺き替え工事を行いました。

やっこ葺きとは、和瓦屋根の軒先部分に瓦ではなく銅板の平葺きを組み合わせた、昔ながらの珍しい屋根工法です。
通常の和瓦屋根は軒先まで瓦を施工しますが、やっこ葺きは軽量な銅板を使用することで、軒先への負担を軽減できる特徴があります。
また、軒先には「一文字瓦(いちもんじがわら)」という格式ある瓦が使われており、数寄屋造りなど和風建築で多く採用されてきました。
現在では新築で見かけることも少なく、非常に貴重な屋根です。
調査を進めると、銅板平葺き部分が裂けるように破損し、穴が開いている状態を確認しました。
その隙間から雨水が侵入し、軒裏内部の木材まで腐食していました。
通常、銅板は「緑青(ろくしょう)」という酸化被膜によって保護されるため、急激に腐食しにくい素材です。しかし今回は、部分的に破けたような珍しい劣化症状が発生していました。
考えられる原因としては、
・雨水の滞留などが考えられます。
特に銅板屋根は、排水不良によって局所的に傷みが進行するケースもあるため、定期点検が大切です。
今回の不具合は、一文字瓦から流れる雨水が集中する位置で発生していました。
珍しい「やっこ葺き」と「一文字瓦」の組み合わせだったため、屋根の構造を確認しながら慎重に工事を進めました。
また、雨水の侵入によって下地木材にも傷みが見られたため、表面補修だけではなく、銅板平葺き部分の一部葺き替え工事を実施しています。
劣化していた銅板部分を撤去し、新しい銅板で部分的に葺き替えを行いました。
あわせて、雨水が浸入していた下地部分も確認し、傷んでいた木材の補修も実施しています。
伝統的な和風建築の屋根は、現在の住宅とは構造が異なるため、建物の特徴を理解した施工が重要です。
街の屋根やさん沼津店では、こうした珍しい屋根や和風建築の修理・雨漏り補修にも対応しております。
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