沼津市内、和瓦葺きの本谷部分の仕上がり具合いで違っている
ほとんどの住まいの瓦屋根にある本谷部分。
屋根と屋根とが合わさって出来るこの部分を谷といいます。
屋根の部分としては、それぞれが皆重要性が高いですが、ひときわ重要なのがこの本谷です。
瓦と瓦の間に、金属製の雨樋状に作った受け皿材が瓦の下に納めてあります。
当初、この本谷の納め方がしっかり固定していなかったり、いい加減に工事をしてしまうと雨漏りの原因をつくったりすることになってしまいます。
念のために本谷の周囲の瓦を取り除いてみると、案の定金属材がしっかりと固定されていませんでした。周りの瓦の重みだけで押えられた状態で何とかその役目を果たしていたようです。
同じ屋根を左右から撮影してみました。随分と違う出来形ですが、同じ職人さんが工事を行なったのでしょうか。
上が屋根の右側で、下の写真が屋根の左側を写しています。
右側部分ですが、金属材がもう少し綺麗の納め方を工夫した方が善いと思います。また水下の先端がこんなに出てしまっていると、強風時や台風時に捲れられてしまい一緒に瓦までもが吹き飛ばされてしまう危険もあります。
それに比べて平瓦の欠き込み綺麗に、溝もしっかりと平行に納まっています。
しっかり綺麗に納まっている仕事は確かな仕事に繋がっていると思います。
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