三島の和瓦の分水嶺の棟部分を大規模に改修
木造2階建て和瓦葺きです。
こちらの写真は既に工事が終了し、完成写真です。
今回の工事は、屋根の一番高い部分の棟という名の面戸部分の不良による改修工事を行ないました。
面戸部分に詰め物のモルタルが、経年劣化や振動などによりボロボロ崩れ、面戸に接しているのし瓦や棟瓦が傾きだしてしまいました。
作業手順としては面戸から上のすべての瓦を撤去し仮置きしておきます。
次に面戸部分の詰め物のモルタルを撤去処分します。
この状態は屋根に30センチほどの巾で棟の長さ分、ぽっかり穴が空いたような無防備な状態になってしまいます。
この状態から面戸の左右、分水嶺のように面戸詰め物のモルタルでのし瓦と棟瓦が載るようにしっかり基礎を作っていきます。
接する部分の平瓦が波型なので施工自体かなり困難です。
しかしモルタル自体が基礎となる為に、水平方向・垂直方向をしっかり確認しながら工事を進めていきます。
天候を選んで作業の日時を決定しますが、作業途中で雨が降ってはならないように、時間との勝負もあるので職人数も増員して工事します。
陽も大分傾いてきました。本日の作業はこれで終了しますが、予定通りの作業を行なうことが出来ました。
明日は固まったモルタルの上にのし瓦そして棟瓦を載せていきます。
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