
2025.10.14
雨漏り解消!下地も補強し防水性も徹底強化! 沼津市のみなさまこんにちは。街の屋根やさん沼津店です。今日は沼津市で行ったトタン屋根リフォームの様子をご紹介します!雨漏りが発生し老朽化したトタン屋根を新しいトタン屋根にリフォームすることになったお客様宅。前回の現場ブログでは、老朽化し…

こんにちは、沼津市を拠点にリフォーム工事を行っております街の屋根やさん沼津店です。
朝晩が少しずつ涼しくなってきて、秋の気配を感じる季節になりましたね。
今回は、三島市内にお住まいのお客様から「最近、家の中で雨漏りしているみたいで…」というご相談をいただき、調査・修繕に伺った施工事例をご紹介いたします。
実際に現場を確認してみると、屋根の形状や雨樋の構造に少し珍しい納まりがあり、それが原因となって雨漏りを引き起こしている可能性が高いことがわかりました。
まずこちらのお宅の屋根は「片流れ(かたながれ)」と呼ばれる、屋根面が一方向に傾いている形状です。屋根材は「瓦棒葺き(かわらぼうぶき)」という工法で施工されており、昔ながらの金属屋根でよく見られる形式です。
そして今回注目すべきは、屋根に降った雨水の排水経路。通常、雨水は外側に向かって排水されるのが基本ですが、こちらのお宅では雨水が一旦、建物中央の「内樋(うちどい)」へと流れ、そこから左右に分かれてそれぞれの縦樋(たてどい)へと流れていく設計になっていました。
このような“内側”への排水設計は、建物のデザインや敷地の都合によって採用されることもありますが、しっかりとした雨仕舞処理(雨水を外に流すための建築的な工夫)がされていないと、雨漏りのリスクが高くなってしまいます。
お客様からの「どこかで雨漏りしているらしい」というご相談を受け、まずは現場の状況を詳しく確認しました。
特に気になったのが、屋根の雨水が流れる“内樋”の部分です。
内樋は屋根材の下に隠れていて、通常の目視では状態が確認できません。そこで今回は、小型カメラを使って、少しずつ丁寧に内部の状態を調査していきました。
やはり内樋の周辺に不具合があり、1階部分の天井下に雨漏りの痕跡が見られました。
これまで気づかずに過ごされていたとのことですが、すでに水の染み跡が広がっており、長期間にわたって水が浸入していた可能性があります。
さらに室内を詳しく確認すると、天井にはシミが浮かび上がっており、壁のクロスにも変色が見られました。
また、ところどころにカビの発生も確認され、今回の雨漏りが“最近のもの”ではなく、数年前からじわじわと進行していたようです。
シミの位置は一か所だけでなく、複数箇所に点在していたため「どこか一か所からの浸水」ではなく「複数の箇所から少しずつ水が入っていた」と考えられます。
雨漏りの主な原因は、内樋の不具合によるものと見られましたが、それだけではありませんでした。
調査を進めていくと、窓まわり、特に連窓(れんそう)と呼ばれる窓が横に並んだ構造部分にも問題がありました。こちらのサッシの納まり部分でも、雨水が侵入した形跡が確認されました。
このように、雨漏りの原因には主に2つのパターンがあります。
長年使われてきた材料が、風雨や紫外線にさらされて本来の性能を失ってしまい、雨水の侵入口になってしまうケースです。
設計段階や施工中に、水の流れを無視した納まりをしてしまったり、「やってはいけない」構造が組まれてしまっていた場合です。
今回のようなケースでは、こうした複数の原因が重なり合って雨漏りが発生していたと考えられます。
雨漏りは、目に見えるシミやカビが出てくる頃には、すでに建物の内部に大きなダメージを与えていることがほとんどです。
今回のお客様のように、「もしかして雨漏り…?」と気づかれた時点でご相談いただければ、早期に原因を特定し、被害を最小限に抑えることができます。
街の屋根やさん沼津店では、沼津市・三島市をはじめとした地域で、屋根や雨樋、外壁などの調査・修繕を数多く行っております。
「これって大丈夫かな?」と少しでも不安を感じたら、お気軽にご相談ください。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん沼津店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2025 街の屋根やさん All Rights Reserved.