昔、一世を風靡したバットレスタイプの縦壁の安全性の見直し
今から40~50年前に比較的よく見かけたデザインというか工法です。ベランダの手すりの端末をいかに上手く納めるか、で考案されたデザイン性を兼ねた納め方で、確か「 バットレス 」(縦壁)と表現していたかと記憶しています。
地域的な流行りもあるのかも知れませんが、この沼津では比較的多く、その当時としては、このスタイルが斬新で結構に目を引き評判でした。
何でも時が経てばそうなのかも知れませんが、風化や劣化が進んでいます。
スチール製の手すりがバットレス(縦壁)ささった状態に納まっており、そのスチール製の手すりはかなりの状態で錆が進行して、壁の中まで大きく影響を与えている為に、本来の手すりの強度も大きく低下しています。
もう一つの点は、バットレスの内部の状態が非常に気になるところです。
錆びている事により、雨水が浸入している事がそうぞうできます。
少量であれば数日で内部の木材関係はおおよそ乾くでしょうが、この雨水の浸入の繰り返しにより、木材は腐ってしまいます。
雨水の浸入が多いか少ないかで、雨漏りが表面化するか先に述べたように材木を見えない部分で腐らせているかです。
今回のようにこのバットレスは左官仕上げで出来ていますので、内側の木材関係はほとんど形をとどめていなく、外側のモルタルリシンで表面的な成形を維持している場合が多く、ベランダの手すりに力を加えない事が賢明です。
早急な改修工事が望まれます。
このような状態でお困りの方は結構いらっしゃいますが、沼津市近郊にお住まいの方はご一報いただければ具体的なご提案をさせていただきます。
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